BLOG

伝統工法の小さな家 土壁塗りワークショップ

土壁塗りには絶好のお天気の中、ワークショップは始まりました。
武雄の田崎左官に土壁の指導をしていただきました。
(田崎左官には9年前にも平山の家でワークショップしていただきました。玖島の家も田崎左官です。)
その後は各々好きな場所から塗っていきます。


土壁の素材はこの土地の土と藁と水のみ。粘りがあってとてもいい土だそうです。
「地場のもので作りたい」田崎左官が何度も繰り返し話してくださいました。言うは簡単ですが、そう誰にでもできることではないのです。
土地から出てきた石があるから積み上げたらいいなぁ。ああしたら、こうしたらとアイデアがどんどん湧き出てきます。自らをシーラカンスのようと例え、嬉しそうに土壁のことを語る田崎さん。聞いているこちらもワクワクしてきます。

作業を進めるうちにだんだん要領がつかめてくると、自然発生的に土を運ぶ人、塗る人と流れ作業に。1日で目標だった外周を全部塗ることができました。
参加された皆様お疲れ様でした。
漏れなく私たちも筋肉痛です笑

thumb_img_3811_1024
小舞が美しく編まれています。使われている竹も地元の竹を使っています。
thumb_dsc_1816_1024
材料はこの土地の土と藁と水だけ。
thumb_img_3835_1024
「土壁の家に座ると気持ち良くていつまでもいたくなるよ」と田崎さん。
thumb_dsc_1839_1024
土が良いからなのか、小舞に土を押し付けるとくっついてくれます。昔の人の知恵はすごい。
thumb_img_3840_1024
どんどん塗り込んでいきます。
thumb_dsc_0009_1024
お昼はお施主様特製の豚汁。出汁がきいていて、愛情たっぷり。とても美味しかったです。その後は設計プランのこと、伝統工法のこと、左官さんの思いなどを皆で聞きました。
thumb_dsc_1847_1024
午後からもう一息と腰が入っています。
thumb_dsc_1860_1024
仕上げは田崎左官が。コテを手のように自由に扱い、美しい手さばきで。
thumb_img_3847_1024
田崎左官が撫でた後は光っていました。