家づくりのこと
住宅とは、家族一人一人の記憶の中に刻まれ、心の拠り所となる場所、
家族の原風景となる場所だと、私たちは考えています。
イメージの共有
「めいめいの家族の思いをカタチにする」
家族の生活の習慣や、未来への眼差しは、家族それぞれ異なります。それをカタチにする仕事である家づくりは、まず、様々なモノゴトについて話をしながら、そのビジョンについて共有することから始まります。図面や、模型、イメージスケッチを見ながら、雑談混じりの会話を重ね、イメージの食い違いがないように、時間をかけて家のコンセプトやカタチについて決めていきます。
自然を取り込む
「家の中に自然の恵みを切り取る」
家の内外に、光や風、緑などの自然を上手に取り込むことによって、季節を感じられる豊かな暮らしができます。その特徴は異なりますが、たとえ街の中の狭小な場所であっても、光などの自然環境を効果的に取り込むことで、より豊かな空間となります。
また、部屋の冷暖房も、自然のチカラをうまく利用することで、自然な熱環境を造り出すことができます。自然の通風による温度調整や、太陽の熱を利用したパッシブソーラーを取り得れた家づくりを積極的に提案しています。
小さなことへのこだわり
「丁寧に仕立てられた服のような家をつくる」
家族が大切な時閣を過ごし、時には終の住処となる場所だから、丁寧に仕立てられた服のように、使い込むうちに馴染み、風合いを増す家をつくりたいと思っています。そのためには、納まりの善し悪しなど細かい所に注意し、漏れのないように丁寧に。そのために、私たちはたくさんの図面を描き、細かなデザインの検討を進めています。
素材へのこだわり
「適材適所にあつらえた、自然の素材を」
直接、手や足に触れる機会の多い家だからこそ、床や壁、天井に至るまで、出来るだけ天然の素材を使いたい。無垢の木や、漆喰の壁などは、ビニールでつくられた素材に比べると、少し手間はかかりますが、その分、数十年という長い時間の中では、深みと美しさが増していく素材です。ただし、そうした素材を使えばいいというものではなく、適材適所に素材を活かしながら使います。シンプルなディテールを通して、素材そのもののもつ、本来の美しさが浮き彫りとなり、より一層、空間の質を高めてくれます。
しっかりと
「しっかりした柱や梁によって支える」
長持ちする家をつくるためには、まずはしっかりと丈夫につくることが大切です。構造計算をもとに柱や梁などの構造をしっかりとつくること、壁や床の下地をしっかりとつくること。一つ一つの工程をじっくりと考え、丁寧につくる事によって、自然災害に強い、長持ちする家となります。
建てた後のこと
「誕生した家を大切に」
家は、その建物ができたときが完成したのではなく、家が新しい命を授かって誕生した時なのだと思います。だから、その家族の一員として、大切に育てて頂きたいと願っています。私たちは、その際のサポートもさせて頂いています。何かあった際の公的な瑕疵保険への加入はもちろんのこと、定期的なメンテナンス等をサポートすることも、大切と考えています。
使い易く
「使い易さは、長く使うためのコツ」
家は毎日使うものだから、使い易い家事の動線や、プライベートとパブリックのゾーンの適度な棲み分けを通して、心地よく機能的な家づくりが出来ます。特に、適材適所に使い勝手の良い収納をつくることは、家を美しく、快適に保つために、たいへん重要です。