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長崎 出島にお酒が飲める醸造所「でじま芳扇堂」がオープンしました!

長崎の出島といえば日本の鎖国時代に唯一海外に開かれた場所であり、歴史的にも重要な場所です。
その出島に、どぶろくを作る醸造所とそのお酒が飲めるバースペースを併設した「でじま芳扇堂」がオープンしました。元々この場所では店主のお爺様が骨董品店を営んでおり、店主夫妻も古道具好き。この出島から文化を継承、発信、そして新たな文化を育む場所になりそうです。

どぶろくは日本の伝統的なお酒で、古くから造られていたものです。白濁色で爽やかな風味が特徴的で、素材のお米はこだわりの農家さんから仕入れ、麹作りから醸造そして瓶詰めまで一貫して造られます。

新店舗にはお二人の想いを形にすべく、建築素材もこれまでに日本で使われてきた漆喰や杉、塗装には柿渋などを使用しました。また、展示品や古道具を引き立てるようなシンプルな空間づくりとしています。
ファサードにはどぶろく色の漆喰を使用し、店内に誘うような繋がりのある壁の仕様となっています。麹室を外から見学できるようになっていて、リアルなお酒造りを日常の中に感じられます。

まず店内に入るとギャラリーになっています。お酒や古布を展示販売しつつ、定期的に作家さんの展示会も計画予定。

その奥がバースペースでどぶろくや店主おすすめのお酒、それに合うあてを味わう事ができます。少しこもり感がある空間や作業中の手元が見えないような配慮を考えておられ、何度も現場で打ち合わせを重ねました。椅子は家具工房sur+の松尾さん作。椅子とテーブルの高さも絶妙でゆっくりできる空間です。

出島の大通りに面した店舗の前には原種に近いスミレの花が綺麗に咲いていました。お二人の笑顔が街中にあって逞しく美しく咲く花と重なりました。これから沢山の方々に愛される町の酒造所として訪れる人々を魅了することと思います!!

でじま芳扇堂 Instagram @dejima.housendo